がんを予防するには
日本人の死亡原因の第1位であるがんは、今や3人に1人ががんで亡くなっており、その数は増加の一途をたどっています。
なぜ、がんは発生するのかについて、人間のからだは、約60兆個の細胞から成り立ち、その細胞のなかには、がんを発生させる「がん遺伝子」と、それを抑える「がん抑制遺伝子」があります。
これらの遺伝子に悪しき生活習慣や、排気ガス、紫外線などの環境要因が加わると、細胞ががん化するのです。
通常、ひとつの遺伝子ががん化しただけでは、がんにはなりません。
20年、30年という長い時間をかけて、がん遺伝子が活性化し、がん抑制遺伝子が活力を失うことで、がん細胞が生まれます。
それが無限に細胞分裂を繰り返し、増殖していくことでがんを発症するのです。
こうしたメカニズムから、年齢を重ねるにしたがってがんの発症リスクが高くなるのです。
がんは命に関わる病気なだけに、特殊なものととらえがちですが、実はからだでは、今こうしている瞬間にもがん細胞が発生しています。
その数は健康な人でも、1日3千〜4千個といわれています。
それらが増殖してがんを発症しないのは、からだに備わった免疫力のおかげなのです。
手ごわい相手だけに、さまざまな免疫機能を総動員して、がんを撃退しているのです。
どういう人ががんになりやすいのかについて、がんのリスクファクターとして、たばこ、過度のアルコール、ストレス、偏った食事、運動不足、肥満などが挙げられます。
とくに、たばこは肺がんだけでなく、すべてのがんになりやすいことがわかっています。
酒の飲み過ぎは、食道がんや肝臓がんの発症リスクを高めますし、ストレス、偏った食事、運動不足などは、健康な細胞をがん化させる原因となる活性酸素を発生させる原因となります。
したがって、これらに思い当たる人は、がんになりやすいといえるです。
がんの予防にはそうした要因をなくすとともに、免疫力を高めておくことが重要です。
からだに日々発生しているがん細胞の増殖を食い止めているのは、数々の免疫細胞です。
なかでもがんの攻撃部隊であるリンパ球のナチュラルキラー細胞を活性化させておくことが、がんの予防に欠かせません。
それにはまず、腸内環境を撃えることが大切で、腸の善玉菌はがんのもととなる活性酸素の発生を抑えるとともに、ナチュラルキラー細胞のはたらきをサポートすることがわかっていますので、ぜひ、善玉菌を優位に保つ生活を心がけるようにします。
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