肥満を予防する
肥満そのものは病気ではありませんが、あらゆる生活習慣病の元凶となり、なかでも問題視されているのが、内臓脂肪型肥満で、おなかポッコリ体型のことです。
内臓脂肪が増え、臓器のはたらきを低下させるうえに、脂肪から分泌されるアディポサイトカインという物質が作用して、高血圧、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化などを誘発します。
肥満の要因はいろいろですが、根本的な理由として基礎代謝の低下が挙げられます。
基礎代謝は20代前半をピークに、徐々に低下していきます。
基礎代謝が低くなれば、以前と同じ量の食事を食べていても、消費エネルギーが減った分、脂肪がつきやすくなります。
加齢とともにおなかが出てきたり、体形全体が丸くなってくるのは、こうしたメカニズムがはたらいていたのです。
しかし、基礎代謝は筋肉を育てることで維持できます。
たとえ80歳になっても、きちんとからだを動かしていれば、筋肉をつけることは可能です。
今からでも遅くありませんので、体力に合った運動習慣をつけることが大切です。
目標は、20歳当時の体重のプラスマイナス5kgです。
食事で基礎代謝を高めるコツがあり、まずは、咀嚼です。
食べ物を噛めば噛むはど、食後のエネルギー消費量がアップするのです。
しかも早食いの防止になりますから、過食を防ぐことができます。
また、食事回数が少ないと、かえって栄養を吸収しやすくなるので、1日3食を守るようにします。
食品のなかには、吸収されにくいもの、中性脂肪を減らす効果があるもの、代謝を上げて脂肪燃焼を促すものなどがあります。
<肥満予防に効果のある食材>
長芋(肥満防止効果がある)
モロヘイヤ(脂肪を燃焼し、肥満を予防する)
生姜(からだを温め、脂肪の燃焼を促す)
大豆製品(大豆に含まれるレシチンが代謝をアップ)
味噌(味噌に含まれる大豆ペプチドが基礎代謝をアップ)
マッコリ(乳酸菌パワーで腸内環境が整えられる)
キムチ(辛味成分のカブサイシンが代謝をアップし、脂肪燃焼を促す)
甘酒と塩麹で発酵させたホットスムージー“ほっとSaiby”
48種の発酵植物×食物繊維・乳酸菌
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