長寿遺伝子を働かせる発酵食
最近、老化を遅らせ、寿命を延ばすはたらきのある長寿遺伝子が見つかりました。
「サーチュイン遺伝子」といい、サーチユイン遺伝子は、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士が酵母から発見したものです。
その後の研究から、地球上のほとんどの生物が飢餓対策として獲得し、寿命を延ばすはたらきがあることがわかりました。
この長寿遺伝子はだれもがもっており、うまくはたらかせることができれば、平均寿命は100歳を超えると期待されています。
しかしながら、ふだんはほとんどはたらいておらず、これでは宝の持ち腐れです。
現在、アメリカのウィスコンシン大学で、人間に近いアカゲザルによる実験が長期にわたって行われています。
アカゲザルを、エサを満腹になるまで与えるグループと、30%減らしたグループに分け、それぞれの加齢変化や寿命を調べるというものです。
それによると、エサを30%減らしたグループは、動作が機敏で、見た目も若々しく、寿命も20〜30%延びることが確認されました。
摂取カロリーを制限することが、からだの老化を進める活性酸素の発生を抑え、長寿遺伝子を活性化させることがわかったのです。
このことからも、人間の寿命を左右する環境要因のなかでも、とくに「食生活」が重要であるのです。
日々の食事を満腹になるまで食べていると、からだの老化が進み、見た目も老け込み、みすみす寿命を縮めることになります。
眠れる長寿遺伝子のスイッチをONにする要は、「腹7分目」なのです。
米国農務省は、2011年6月、健康的な食生活を推進する新しい食事ガイドライン「マイプレート」を発表しました。
これは1回の食事を1皿に見立て、何をどれだけ盛りつければバランスのいい食事になるかをひと目でわかるように示したものです。
それによれば、皿の半分に野菜や果物、4分の1に魚や肉、豆類などのたんばく質、最後の4分の1にごはんやパンなどの炭水化物を配分し、そこに適量の乳製品を加えています。
このバランスは健康長寿を目指す意味でも、理想的な食事といえます。
1日の食事内容について、食事らしい食事を摂るのは夕食だけです。
バランスは、野菜や果物をたっぷりと摂り、肉より魚の割合が多く、ごはんなどの炭水化物はほんの少しにします。
トータルの摂取カロリーが低くするのです。
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