肝臓の知識のルツボ2

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肝臓の知識のルツボ2

肝臓は人体のなかでも最も大きい臓器で、重さが約1200gもあり、その働きは「巨大化学工場」にたとえられるはど多彩であり、私たちの生命活動に深くかかわっています。

肝臓の働きのなかで最もたいせつなのは、小腸で吸収され門脈(血液を集めて肝臓に送る血管)を通して運ばれてきたいろいろな栄養素を貯蔵し、分解・合成(つまり代謝)することです。

たとえば、ごはんなどの炭水化物は、何種類かの単糖類に分解されたあと、グリコーゲンという物質につくりかえられて肝臓に蓄えられ、必要に応じて再びブドウ糖に分解されて、エネルギー源として全身の組織に供給されるのです。

それに、炭水化物以外にもタンパク質や脂質、各種ビタミンやホルモンを代謝して使える形につくりかえて、いらなくなった分はすぐに排泄するのも、肝臓の重要な働きです。

そのほか、使い古した赤血球を利用して胆汁をつくるのも、薬物やアルコール食品に含まれる有害物質を毒性の少ない物質につくりかえたり、水にとけやすい状態に変えて排泄するといった解毒の働きも、すべて肝臓で行われています。

肝臓が行う化学反応は、いまわかっているだけでも500種類以上あり、それらの作業を円滑に進めるために肝臓は驚くべき能力を備えているのです。

肝臓の再生能力には目をみはるものがあり、仮に肝臓の一部が障害を受けたとしても、残りの部分がその働きを補うことができるし、肝臓の一部を切り取っても正常な肝臓であれば、トカゲのしっぼのように再生して元の大きさに戻ります。

しかし、丈夫であるがゆえにどうしても酷使されやすく、また自覚症状に乏しいため、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。

そのため、病気の早期発見を見逃しやすいという大きな弱点もあるのです。

肝臓の病気に悩んでいる人はいま約300万人いるといわれています。

肝臓病は、@肝炎ウイルスによるものと、Aそれ以外のもの、に大別できますが、身近で最近急増していて、大きな問題になっている病気がAの肝炎ウイルス以外のものです。

その代表的な症状が脂肪肝です。

脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪がたまりすぎて、肝臓の正常な働きを鈍らせる状態のことです。

正常な肝臓には、ふつう2〜3%の中性脂肪がありますが、それが10%を超えると脂肪肝と呼ばれます。

肝臓は、糖質やタンパク質、脂肪などの栄養素の代謝を行っています。糖質や脂肪からは中性脂肪が合成され、その中性脂肪は肝臓から血液中に出ていきますが、食べすぎなどで中性脂肪が多くなりすぎると肝臓は処理しきれず、肝臓の細胞にどんどんたまっていくのです。

フランス料理の高級食材にフォアグラがあります。

これは、がちょうや鴨を人為的に太らせて肝臓を肥大化させたものです。

食べるとおいしいですが、実は6割が脂肪からできているのです。



では、やせていれば脂肪肝になっていないかというと、そんなことはないのです。

実は、見た目がやせていてすっきりしている人、あるいは小太りな人でも、脂肪肝になっている場合が少なからずあるのです。

超音波検査をやると、軽度の人も含めてなんと3人に1人が脂肪肝なのです。

脂肪肝になりやすい人の生活習慣は、なんといっても「食べて飲んで、なおかつ運動をしない」のです。

摂取エネルギーが多いのに運動をしないため、エネルギーがなかなか消費されず、余分なエネルギーが脂肪に変わって、肝臓や全身の脂肪組織にとり込まれるのです。

お酒好きな人は、アルコールでエネルギーをとりすぎ、さらにつまみや酒の肴の食べすぎが摂取エネルギーをふやしてしまいます。

しかも、アルコールを飲みすぎると肝臓に中性脂肪がたまりやすくなります。

なぜなら、アルコールの解毒作用に追われ、中性脂肪にまで手が回らなくなるからです。

食べる量が少なくてもアルコールの量が多い人は、当然注意が必要です。

肝細胞の中の中性脂肪はタンパク質と結びついて血液中に出ていきますが、タンパク質の摂取が極端に減ると、この血液への放出作業がうまくいかず、中性脂肪がたまっていくのです。

脂肪肝同様、いまふえているのは、ウイルス性肝炎です。

B型肝炎やC型肝炎の人が非常にふえていて、毎年全国で4万人ほどが亡くなります。

そのうち85%がC型肝炎、15%がB型肝炎なのです。

C型肝炎は、血液で感染しますが、感染力が弱いので、性交で感染することはありません。

輸血や血液製剤による感染が大半を占めています。

感染するとその60%がC型慢性肝炎に、慢性肝炎から約半数の人が肝硬変になるといわれています。

さらにその半数が肝臓がんになります。

B型肝炎の感染経路は血液、母子間、性交などで、感染力が非常に強いのが特徴です。

ただし、母子間の感染でない限り、慢性化することはなく、肝硬変や肝臓がんになりにくい肝炎です。

もちろん、ウイルス性肝炎はウイルスに感染しない、ウイルスを減らす治療が第一ですが、同時に肝硬変、肝臓がんへの移行を防ぐためにも、ふだんから肝臓をいたわるための日常生活での工夫が必要です。

その意味で、これらも含めて、肝臓病は生活習慣病の一種であると考えています。

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