肝臓を強くするには食事から
肝臓病の治療の柱となっているのは、食事療法です。
治療というと、真っ先に思い浮かぶのは薬ですが、肝臓病に限っては、薬物療法が中心にはなりません。
なぜなら、薬という異物を代謝(体内にとり込んだある物質を他の物質に変化させること)するのも肝臓の役目の一つだからです。
薬はカゼ薬であれ、胃腸薬であれ、いったん肝臓で代謝され、それが全身に運ばれてはじめて薬としての効果をあらわします。
しかし、肝臓に障害があるということは、すでに肝臓が弱っていて、本来の働きさえおぼつかなくなっているということです。
体を維持するための栄養代謝や解毒作用だけでフーフーいっているところへ薬を送り込めば、肝臓はさらに無理を重ねなければなりません。
しかも、人体にとっては、薬物もいわば毒″の一つです。
そんなわけで、肝臓病の場合はむやみに薬を使用できないのです。
結局、現在のところ、食事療法にまざる療法は開発されていません。
この食事療法とは「高タンパク・高ビタミン・適正カロリー」食をとることです。
つい一昔前までは、肝臓病の食事療法では「高タンパク・高カロリー」食がすすめられていました。
しかし、最近の日本人の食生活を見ていると、明らかにカロリーのとりすぎが目立ちます。
したがって、あえて高カロリー食を心がける必要はありません。
それよりも、良質のタンパク質とビタミン類をたっぷりとり、カロリーオーバーにならない食生活が望まれます。
基本的には、栄養のバランスのとれた食事が第一です。
そして、このことは肝臓病の人のみならず、肝臓の健康を心がける人にもあてはまります。
肝臓に不安のある人は、次の点に留意して、食事面から肝臓の強化をはかります。
(肝臓を強くする食生活上の5つのポイント)
@−日の必要エネルギー(=力ロリー)を過不足なくとる
肝臓の細胞の再生のためには十分なエネルギーが必要です。
健康な成人の1日の必要エネルギー量は2200〜2400蜘とされていますが、連動制限のある人はその90%程度に抑えます。
A良質のタンパク葺をとる
1日最低90gのタンパク質をとります。
Bビタミン類をたっぷりとる
ビタミン類は肝臓の機能を活発にします。
C食物繊維を十分とる
便秘は肝臓に負担をかけます。
食物繊維は便秘解消に効果大。
D食事は規則正しく朝・昼・晩に分けてとる
規則的な食事が肝臓の負担を軽くします。
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