梅干で肝臓の解毒
梅干しもまた、肝臓の解毒作用を手助けしてくれる食品の一つです。
たとえば、お酒を飲むと、その代謝のはとんどは肝臓で行われます。
このとき、梅干しをいっしょにとるようにすると、アルコールの分解がスピードアップして、悪酔いや二日酔いが防げるのです。
これは梅干しにたっぶり含まれるクエン酸などの有機酸の働きによります。
梅干しは、このクエン酸以外にもりんご酸などといった有機酸の含有量が多い食品で、100g中になんと5gもの有機酸が含まれています。
りんごで1g、トマトで0.8g、レモンでさえも2gですから、その多さがわかるというものです。
悪酔い予防として梅干しをとるなら、お酒を飲む前に食べておいたり、梅干しを用いた料理を肴にするのが効果的です。
特に良質のタンパク質と組み合わせるのがよく、鶏ささ身の梅肉あえ、納豆の梅たたきなどがおすすめです。
お酒を飲んだあとは梅干し入りのお茶づけで仕上げたり、梅干し入りの番茶をたっぷり飲んだりすると、二日酔いを防ぐことができます。
なお、梅には、肝臓の機能を高めるピクリン酸という成分も微量ながら含まれています。
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