酒飲みにはなめこで肝臓を守る
日常の惣菜によく使うきのこの一つになめこがあります。
このなめこ、成分的には大部分(92%)は水分で、あとはビタミンDの効果を持つエルゴステリンという物質が少量含まれているにすぎません。
きのこ特有の香りもうまみもはとんどなく、とりたてていうべき栄養価値はないように思えます。
ところがなめこには、なんと胃や肝臓を守ってくれる特効成分があったのです。
なめこの魅力といえば、あの特有のぬめりとなめらかな舌ざわりです。
実は、このぬめりこそ、なめこの特効成分だったのです。
あの表面を覆っている透明な粘質物は、ムチンと呼ばれるもので、タンパク質と多糖類からできています。
顕微鏡で見てみると、ちょうど網の目のような立体構造をしたタンパク質のすき間に、水あめのような性質を持つ多糖類がぎっしり詰まっています。
これが水分を吸収して、あの独特のメルメルを生じるのです。
なめこを食べると、このムチンが胃壁全体に広がり、胃の粘膜を覆います。
ここへ、たとえば強いアルコールが入ってきたとしても、アルコールはムチンに吸収されるため、胃壁は荒らされずにすむのです。
それだけではなく、ムチンには、タンパク質の分解をよくして利用効率を高め、消化吸収を促進する重要な働きもあるのです。
ですから、タンパク質の多い食品となめこを組み合わせて食べれば、タンパク質が体の中でいっそう効率よく働いてくれることになります。
タンパク質の代謝がスムーズに行われ、効率よくむだなく働いてくれれば、肝臓にとってこれはど心強いことはありません。
豆腐となめこを組み合わせた「なめこ汁」やなめこ納豆、いかの「なめこあえ」など、おなじみのなめこ料理は実に理にかなった食べ方といえます。
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