酒飲みの胃と肝臓を守る豚肉のおつまみ
二日酔いは、とりもなおさず肝臓が「私の能力を超えた量でしたよ。気をつけてください!」という警告を発しているのです。
実際、二日酔い状態にある人の胃を内視鏡でのぞいてみると、胃の中は真っ赤、粘膜はただれて、ときには出血が見られることさえあります。
もともと日本人の胃の粘膜は、欧米人にくらべて、それほど強くありません。
穀物や野菜を中心とした食習慣でタンパク質の摂取が不足ぎみだったため、日本人は胃の粘膜が弱い体質なのです。
ところで、飲んだお酒は胃や小腸から肝臓に行き、そこで分解されます。
まずアセトアルデヒドという物質に分解され、次に酢酸となり、最後に炭酸ガスと水に分解されるのです。
この過程で十分に必要なのがアルコール脱水素酵素で、この酵素をビタミンB1が手助けして、分解が進んでいきます。
そしてこの酵素は、タンパク質からつくられるのです。
こうしてみると、胃や肝臓をお酒の苦から守るためには、なによりもまず、十分なタンパク質が必要だということがわかります。
タンパク質は胃の粘膜を丈夫にすると同時に、アルコールで傷んだ肝臓を修復し、アルコール脱水素酵素をもつくり出す、実に重要な栄養素なのです。
タンパク質の豊富な食品といえば、まず肉類があげられます。
なかでも、豚肉のタンパク質の質のよさはピカ一です。
そればかりか、豚肉にはビタミンB群も豊富に含まれます。
ビタミンB1がアルコールを分解する段階で役立ち、ビタミン鮎は脂肪代謝にかかわって、脂肪肝を防いでくれます。
酒飲みはふだんの食事だけでなく、酒の肴にも豚肉をじょうずに使って、常に良質のタンパク質とビタミンB群を補給しつづけたいものです。
生活習慣病が気になる人は、脂肪の少ないヒレ肉などを選んで使うとよいです。
ちなみに、酒の肴としてはもちろん、おかずにもおすすめの豚肉料理があります。
「豚ヒレ肉のアーモンド焼き」で、作り方は、まず豚ヒレ肉のかたまりを用意し、縦方向に切り目を入れて、砕いたアーモンドを詰めます。
肉全体をたこ糸でしばってとじ、塩とこしょう、小麦粉をまぶします。
フライパンに植物油を熟して肉を煎りつけ、焼き色がついたらワインを注いで蒸し焼きにします。
焼き上がったら、小口切りにし、上に刻みパセリとレモン汁をかけます。
アーモンドには、タンパク質のほか植物油、ビタミンB2、コリン、ビタミンE、ミネラルなどが豊富に含まれています。
それを脂肪の少ない豚ヒレ肉と組み合わせるのですから、酒飲みには最適の一品です。
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