悪酔いを防ぐにはチャンポンをしない
種類の違うお酒を、いわゆるチャンポンで飲むと、悪酔いするとよくいわれます。
この第一の理由は、飲む場所をかえる際の移動による疲労や、お酒の種類(濃度)の変化によってアルコールの絶対量がふえてしまうということにあります。
とりわけアルコール濃度の高いものがまじると、血液中のアルコール濃度が著しく上昇し、アセトアルデヒドがたまって悪酔いするわけです。
また次のような理由もあげられます。
たとえば、ビールを飲んだときと日本酒を飲んだときとでは、胃や腸の反応が異なります。
お酒のアルコール濃度が違えば、体はいちいちそれに合わせて反応を変えなければならないのです。
さらに、お酒には種類によってアルコール以外のさまざまな成分が含まれています。
何種類ものお酒を飲むということは、アルコール以外の成分にもそれぞれ体が対応しなければならず、同じお酒を飲むのにくらべ、体に大きな負担をかけることになるのです。
チャンボンにするとアルコールの絶対量と体にかかる負担がともに増加するのですから、悪酔いを招くのは当然なのです。
また、二日酔いを完全に防ぐ方法があります。
それは、夜寝ている間に、飲んだアルコールが血液中から完全になくなるような飲み方をすることです。
日本酒の場合を例にとると、体重60sの人が1時間に処理できるアルコールの量は6〜12gです。
日本酒を仮に3合飲んだとすると、それに含まれるアルコール分は約65gですから、弱い人で10時間、強い人で5時間ほどでアルコールはほとんど分解されてしまいます。
ふつうの人であれば、7〜8時間でアルコールが抜けると考えられます。
この計算でいけば、日本酒3合を午後10時に飲み終えると、翌朝の5時か6時にはアルコールの処理が終わっていることになります。
逆に同じ日本酒3合でも、深夜の2時、3時まで飲んでいるようでは、翌日の午前中になってもアルコールが抜けず、二日酔いは避けられません。
つまり、お酒の量もざることながら、早めに切り上げることが二日酔いを防ぐ飲み方なのです。
できれば午後9時、おそくとも、10時までに酒席を離れるようにすることが大切です。
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