ゴーヤは夏ののぼせやイライラを鎮める
ゴーヤは、あの独特の苦みからもおわかりになると思いますが、夏に適した食材にあたります。
「苦み」には、暑邪(しょじゃ)といって、体に悪さをする暑さの気から体を守り、泄(下)、降(気)、堅(冷)、燥(湿)という働きをします。
順番に説明しますと、@余分なものを泄する、つまり体の外に出す。A熟を下げる、便を降ろす、上がってしまった血圧や血糖値を下げる。B潤いを固めて体の中に保つ。
体の潤いのことを「津液(しんえき)」といい、汗は、この津液と気″を消耗すると考えます。
潤いは体にとって冷却水で、この潤いを汗として出してしまう夏は、だるくなりやすいのです。
C燥は湿気によるむくみや、体の中にできてしまった腫瘍をとり除く。
このほかにも、心と胃と肺、肝に働きかけて、体の中の毒素を洗い流し、穏やかに整えるともいわれています。
ゴーヤが体質的に向いている人は、やはり暑がりで、夏にだるくなりやすい人、お酒好きな人もあてはまります。
沖縄の人がゴーヤを食べてきたのは、泡盛のような強いお酒を飲む人が多いからだとも考えられます。
苦みの性質にも2種類、苦温、苦寒があって、ゴーヤは苦寒にあたります。
お酒を飲んでカッカしたり、目が充血してくるのは、お酒で肝臓に熱がたまっているからです。
苦寒は、肝臓を解毒しますから、ゴーヤは、肝機能の改善にも向いた食材といえるかもしれません。
また、目にも働きかける食材といえます。
このようにすぐれた働きのあるゴーヤでも、多食しすぎると、体を冷やし、また、Aの降″の働きには、子どもが下りることも含むので、妊婦は食べすぎには要注意です。
こうしたことを防ぎたいときは、「辛み」で加減をします。
体をあたためる辛い食材を加えるなどしてバランスをとるようなゴーヤのスープが効果的です。
穏やかに、夏の体調不良を整えてくれます。
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