みそにんにくの血行促進効果
にんにくにはタンパク質や糖質、ビタミンB、ビタミンCなどの栄養成分が含まれています。
ただし、これらの含有量は、はかの野菜と大差なく、むしろ注目したいのは、にんにくには「アリイン」という成分が多く含まれているということです。
アリインは、切ったりすりおろしたりして空気にふれると、酵素の働きでアリシンへと変わります。
アリシンは、にんにく特有の強烈なにおいの正体であり、さまざまな薬効を持っています。
たとえば、ビタミンB1と結合するとアリチアミンという物質に変わり、ビタミンBlの吸収力がグンと上がるので、疲労回復や滋養強壮効果を発揮します。
また、アリシンには末梢血管を拡張させる作用があります。
体のすみずみまで血液のめぐりがよくなれば、肝臓の血行も向上します。
これは肝機能をアップすることにも大きく関係します。
なぜなら、肝臓は臓器のなかでも、特に血流が多く行きかうところだからです。
肝臓には、心臓から酸素を運び込む血管と、一度小腸で吸収された栄養素を運び込む血管がつながっています。
肝臓が赤褐色をしているのは、血液をたっぷり含んでいるからなのです。
にんにくにはもう一つ、肝機能を向上させる成分が含まれています。
「スコルジニン」と呼ばれる物質です。
スコルジニンには、アリシンと同様、新陳代謝を活発にして、全身の血液のめぐりを促進する働きがあります。
またスコルジニンは解毒作用を持ち、かつ消耗しやすいビタミン類を体内に長期保存する作用を持つので、肝臓の負担を軽減し、元気な状態を保つのに役立ちます。
そんなにんにくをおいしく手軽にとる方法としておすすめなのが、たいへん相性のよいみそと合わせた「みそにんにく」です。
まず、にんにくの味やにおいがみそによってまろやかに、おいしくなります。
また、みそにはにんにくに似た働きがあるので、にんにくの効果がよりいっそう高まります。
加えて、みそに含まれるビタミンEやサポニンには、強い抗酸化作用があり、血管や細胞が酸化(サビ)するのを防ぎます。
これにより、臓器を若々しく保ち、ひいては、肝臓の病気や老化を予防し、遠ざけてくれます。
このように、非常に健康効果の高いみそにんにくは、風味のある調味料として、1日小さじ2〜3とれば十分です。
肉や野菜の味つけ、また、ごはんやだし汁に直接入れてもおいしいです。
毎日の食卓にとり入れるようにします。
<みそにんにくの作り方>
@にんにく60gの皮をむき、やわらかくなるまで(約1分)レンジで加熱する。
Aごく弱火で熱した鍋にみそ200gを入れ、にんにくを加える。
Bすぎこぎなどでにんにくをつぶしながら、みそと混ぜ合わせる。
Cお好みの大きさまでにんにくをつぶしたら、出来上がりです。
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