よい眠りのための寝具選び
寝具はからだに最も近いところで、睡眠の質を左右し、ねまきも、枕も、ふとんも、まず大事な条件は、吸湿性と通気性がよいことです。
寒いときは保温性が高く、暑いときは放熱性の高い素材を選びます。
ねまきはからだを締めつけず、動きやすいこともだいじな要素です。
冷え症の人はワンピース型よりも、足をすっぽり包むパジャマがよいです。
かけぶとんは軽くて薄めのものを何枚か用意し、季節によって枚数を変えるのがよいです。
肌に直接触れるカバーやシーツの材質は、もめんがおすすめです。
敷きぶとんやベッドのマットは、堅過ぎても柔らか過ぎても眠りを妨げます。
調査結果では、低反発マットレスは、肩や背中、腰にかかる圧力が分散され、寝返りなどのからだの動きが減少しました。
寝返りなどで夜中に目が覚める人に向いています。
硬度の異なる三層ウレタンとジェルを内蔵したマットレスでは、沈みがちな腰回りがしっかり支えられ、眠りの質がよくなる結果が出ました。
寝返りは少ないが、眠りが浅いタイプに向いているのではないかと考えられます。
寝つきのよくない人に対しては、入眠するときにマットレスをわずかに振動させる装置がついていると、ちょうど電車の振動のような感覚で眠りやすいという実験結果が出ています。
このタイプのマットレスもあります。
枕は、マットや敷きぶとん以上に、種類が豊富で、使い心地を試すことがだいじです。
理想的な高さは、上向きで寝ていて楽で、枕をしている感覚がない感じです。
寝ているときの姿勢を横から見て、姿勢よく立った姿と同じであれば、理想の寝姿です。
頭が心臓よりも低いと、血流が悪くなり、高過ぎると、背中が浮き、肩や首がこります。
のどが詰まり、いびきをかきやすくなります。
柔らかすぎて頭が沈み込むと、頚椎(首の骨) に負担がかかり、脳への血流が低下しますので、適度な硬さも必要です。
頭の周囲の構造もチェックが必要で、寝返りを打ったときに、自然に戻れる高さと幅があるのがよいといわれます。
材質はさまざまな種類がありますから、感触を含め、試して選ぶのがよいです。
なお、寝具は清潔と乾燥にも気をつけなければなりません。
シーツやカバーはこまめに交換し、マットも風を当てて湿気を除きます。
敷きぶとんや掛けぶとんは、ときどき日光に当てて、湿気とダーを退治し、雨や曇の日が続く時期は、ふとん乾燥機や除湿用のシートなども活用します。
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