レム睡眠で心をメンテナンスしている?
レム睡眠中は、睡眠中枢の働きで筋肉の緊張がゆるみ、からだは眠っている状態ですが、脳は活発に働いています。
血圧や呼吸などの自律神経系も、ノンレム睡眠時よりも不安定で、レム睡眠時には何らかの精神活動が行われているのではないかと考えられています。
たとえば、睡眠時に見る夢は、過去に入力した情報を呼び起こす作業から紡ぎ出され、その瞬間ごとに大脳皮質に映像化されたものです。
このことは、レム睡眠時に記憶を呼び出すという精神活動を行っている証拠になります。
ただし、夢は、目覚めてから思い出すと、つじつまの合わない物語になっていたり、映像だけが浮かぶことがあります。
睡眠中の脳では目覚めているときに得た記憶を、無秩序に呼び起こしているのです。
レム睡眠時には目覚めているときにため込んだ情報のうち、必要なものと不要なものを振り分け、必要なものだけを記憶として固定しているのではないかと考えられています。
生まれたばかりの赤ちゃんでは、一日の睡眠時間のうちの約半数がレム睡眠で占められていて、成長とともに減っていきます。
赤ちゃんは、この時期に、お乳を吸うこと、寝返りを打つことなど、さまざまな学習を重ね、必要な技術を身につけていきます。
「寝る子は育つ」ということわざは、脳の発達のうえでも、理に適っているといえるのです。
受験勉強では、以前は、眠る間を惜しんで勉強することがよいとされたことがありましたが、今は違います。
覚えたことを、記憶としてしっかりとどめるためには、レム睡眠が必要という報告があります。
レム睡眠は一回に持続する時間が長くなく、その意味では、ノンレム睡眠との繰り返しの中で、レム睡眠をしっかりとることが大切です。
ノンレム睡眠時は、成長ホルモンなどによってからだのメンテナンスをしていますが、レム睡眠時は新しい神経ネットワークが作られます。
精神活動、つまり心のメンテナンスも行われていると考えられています。
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