眠りは年齢で変化する
眠りは、年齢を重ねるごとに変化していき、生まれたばかりの赤ちゃんは体内時計が未発達なため、昼夜の区別なく眠ります。
いつも眠っているように見えますが、浅い眠りが多く、まだ定型的なパターンは現れません。
一日一六時間ほど眠りますが、睡眠が持続する時間は短く、昼も夜も小刻みに眠っています。
生後三か月ほど経つと、ふつうの眠りが現れるようになります。
レム睡眠が眠り全体の約半分を占めるのも大きな特徴で、レム睡眠によって、赤ちゃんの脳は人間らしい脳に作られていくのです。
レム睡眠は成長するとともに少なくなっていきますが、ノンレム睡眠は長く保ち続けます。
成長ホルモンが多く分泌され、「寝る子は育つ」状態です。
睡眠パターンは、四〜五歳くらいから大人のパターンに近づき始め、一〇歳くらいになると、眠りの周期が約九〇分、睡眠時間も約八時間程度になっていきます。
成人期は眠りのパターンがほぼ一定しますが、社会生活め変化によって、このパターンが崩れることがあります。
四〇歳代以降になると、睡眠の質が変わってきて、年を重ねるに従って、ノンレム睡眠の第四段階の眠りが少なくなり、次いで第三段階の眠りが減っていきます。
この現象は年を重ねれば、だれにでも訪れることで、個人差があるとはいえ、避けて通ることはできません。
女性では、更年期に差しかかると、女性ホルモンの変化に伴って、睡眠パターンが乱れたり変化していきます。
七〇歳を超えるころになると、ノンレム睡眠は第二段階程度までが現れるだけで、浅い眠りが続き、睡眠時間そのものも短くなります。
これにはからだ全体の変化も関係しており、からだが必要とする睡眠時間が減るという考えがあり、昼間の活動量が減っていることも影響していると考えられます。
また、体内時計が前倒しに変化して早寝早起きとなり、年齢相応の眠りを物足りないと感じるのかもしれません。
若いときに長く深く眠った経験があるだけに、年とともに浅く短くなる睡眠になかなか満足できない人もいます。
しかし、第二段階程度のノンレム睡眠でも疲労回復効果は得られます。
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