ノンレム睡眠は女性を美しく
睡眠中にはさまざまなホルモンが分泌され、とくにノンレム睡眠中の第三〜四段階では、脳下垂体から大量の成長ホルモンが分泌されます。
「寝る子は育つ」といわれますが、そのとおりで、とくに発育期にはノンレム睡眠をしっかりとることが大切です。
大人になると、成長ホルモンの量は減りますが、やはり分泌されており、成長ホルモンには新陳代謝を活発にして、疲労の回復や細胞の修復を促すという役割があります。
皮膚や髪の毛は毎日少しずつ入れ替わりますが、その再生を促すのが成長ホルモンです。
化粧品が外から美を保つものとすれば、睡眠はからだの内部から、毎日、その基盤を作っているといえます。
夜ふかしをした翌日や眠りが足りない朝は、お化粧のノリが悪くなりがちで、肌荒れも起こりやすくなります。
昔から、かぜぎみのときには温かくして眠るのが、何よりの薬といわれていますが、これも理に適ったことです。
かぜをひいてウイルスに感染すると、体内では外敵と戦うために免疫系を活性化する物質が、白血球やリンパ球から分泌されます。
発熱は免疫物質が外敵と戦っている現れで、むやみに止めないほうがよいともいわれ、免疫物質は発熱させるとともにノンレム睡眠を促します。
ノンレム睡眠では成長ホルモンなど、回復を促すホルモンが出やすくなり、回復を早めるように働きます。
眠りは病気と闘うための有効な武器となるのです。
薬を飲んで無理をするのではなく、栄養をとって、いつもよりよく眠ることこそ、からだに備わった回復力を発揮するのです。
女性にとって睡眠は、ほかにも大切な意味があり、女性らしいからだをつくる性腺刺激ホルモンは、思春期には睡眠中に多く分泌されることがわかっています。
また、母乳を分泌するプロラクチンは眠っているときに分泌されます。
赤ちゃんが生まれたばかりで授乳時間が定まりにくい時期でも、睡眠をとることでプロラクチンが分泌され、母乳が出やすくなります。
プロラクテンはからだの修復機構とも関係していて、赤ちゃんに母乳を飲ませることは母親の体力回復、美容のためにも役立っています。
産後の女性が美しくなるのは、プロラクチンのおかげかもしれません。
その基盤を作っているのも十分な睡眠です。
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