睡眠物質が睡眠を引き起こす
睡眠は単なる休息ではなく、眠っている間には、さまざまなホルモンやホルモンに似た物質が分泌されていることがわかってきました。
これらによって、脳は、脳そのもの、そして、からだ全体を休ませ、さらに、いたんだ細胞を修復して元気に活動していくためのさまざまな機能をつちかっています。
生まれながらにして「眠る力」をもっていて、それを上手に引き出すことで、よい眠りを得て、健康で生き生きとした生活を営んでいるといえます。
「眠る力」とは、じつは自分で眠ろうと決めて、すぐに眠れるわけでなく、さまざまな睡眠物質がうまく分泌されることで、質のよい眠りが生まれます。
睡眠物質は、目覚めているときから分泌されていて、次第にその量がたまっていきます。
そして、一定量を満たすと、睡眠を引き起こし、自覚症状としては、だんだん眠たくなっていき、やがて寝入ることになりますが、これは睡眠物質が一定量たまっていくことで起こる現象なのです。
眠ろうと努力して眠れない理由の一つには、睡眠物質の分泌量がまだ十分でないことが考えられます。
睡眠が十分でなくなると、通常はこの睡眠物質が働いて、睡眠の量や質を調節し、よい眠りを取り戻そうとします。
眠りを起こすしくみとして大切なものに体内時計があり、通常、朝起きて、夜眠りますが、このリズムをつかさどる体内時計は、脳の視床下部の視交叉上核というところにあります。
目の後ろ側で視神経の奥に位置して、体内時計としての役割を果たしているのです。
睡眠物質のメラトニンというホルモンは、脳の松果体というところから分泌されますが、その指令を発しているのが体内時計です。
体内時計からの指令を受けた松果体は、夜が始まるころ、メラトニンの分泌を開始します。
その量は、深夜に最大量に達し、朝になると分泌されなくなります。
つまり体内では夜の早いうちから眠りの準備が始まっていて、眠りの門を開け、休息モードにしてくれるのです。
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