冷え性が眠りに入りにくい理由
冷え症の人は、なかなか寝つきにくく、寝ついてからも眠りが浅くなりがちで、とくに寒い時期は、足が冷たくてなかなか眠れません。
通常、眠りのモードに近づくと、手足の体温はだんだん上昇し、放熱により深部体温が低くなるときに眠りにつきます。
冷え症の人では、血液循環がよくないため、手足の体温がなかなか上がらず、眠れるまでに時間がかかります。
冷え症の大きな原因のひとつに、体温調節がスムーズにできないことがあげられ、体温調節をつかさどる自律神経をバランスよく働かせるためには、質のよい深い睡眠をとることが大切です。
また、食事をバランスよくとり、活動的な生活を送ることも大事です。
睡眠のリズムは体温のリズムと連動しており、冷え症で体温がなかなか上がらないと、眠りに就きにくく、結果として不眠がちになります。
そのために日中の活動が低下して体温が上がりにくくなり、眠りにくくなる、といった悪循環を繰り返します。
寝つきをよくするための対策はいくつかありますが、まず根本的に冷え症を改善することが大切です。
それにはまず生活のリズムを整えることから始めます。
日中の体温を上げて活動的な生活を送ることが基本ですが、そのために大切なのが朝の光です。
前の晩になかなか眠れないと、朝は目覚めても熟睡感が少なく、もう少し寝ていたくなります。
ようやくからだが暖まった状態になっているため、寝床から出るのがおっくうですが、夜の眠りを導くためには、頑張って起きることが大切です。
できるだけ同じ時刻に起き、どうしても眠い場合は、朝の活動を済ませてから、昼などに少し仮眠をとるようにします。
食事ではごはんとおかずをバランスよくとるのが一番です。
主食の糖質は当座のエネルギー源として欠かせず、たんばく質はからだを温めるもととなります。
根菜類やしょうが、とうがらしなどは、からだを温める素材です。
温かい飲み物、あんかけなどとろみについたスープ類も保温効果があり、とくに就寝前には冷たい飲み物やカフェインを避けるようにします。
ホットミルクや温かい麦茶、しようがや柑橘系の皮を加えたお湯などもおすすめです。
冷え症の人では、冬はもとより夏の冷房によってもからだが冷えます。
冷えのために肩こりなども起こりやすく、からだ全体がこり固まりがちです。
ストレッチなどで筋肉のこりをやわらげるとともに、できるだけ同じ姿勢を続けないことが大切です。
一時間に一回くらいは立ち上がって歩いたり、こった部分を伸ばす体操をとり入れます。
手足をブラブラさせたり、伸びをするだけでも血液循環がよくなります。
ボディスーツやガードルなど、からだを締めつける下着は、血流を妨げます。
ドレスアップするときは別として、ふだんはできるだけ、からだを締めつけない下着をつけるようにします。
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