妊娠中の睡眠不足対策
妊娠中には、女性ホルモンの変化と、妊娠中のからだの変化により、さまざまな睡眠障害が現れることがあります。
妊娠前期には、胎児が安全に育つように子宮の環境を整えるため、女性ホルモンのプロゲステロンの分泌がさかんになります。
プロゲステロンには催眠作用と体温上昇作用があるため、昼夜を問わず眠たくなります。
一日中眠そうにしていると、周囲の人には、怠けているように見えることもあります。
仕事をしている女性では、仕事中にあくびをしたり、眠たそうにして、周囲のひんしゅくを買う場合もあります。
しかし、妊娠前期の過眠は生理的な現象であり、周囲の理解が欲しいもので、本人もある程度眠くなるのは、しかたがないこととして重く考え過ぎないことです。
ただし、無理のない範囲でからだをこまめに動かすと、眠けを解消しやすくなり、体重の増え過ぎを防ぐうえでも効果的です。
妊娠後期の三か月間は、おなかが大きくなって寝返りがしにくくなったり、赤ちゃんが動くことで腹部に違和感を生じたり、頻尿や腰痛などのために、夜中に目覚めることが多くなります。
このため、睡眠不足のために昼寝をしがちになる人もいます。
睡眠が足りないときは一五分程度の昼寝をするのもよいです。
ただし、昼寝は長過ぎないこと、日中に買物や家事などを適度に行い、規則的で活動的な生活を送ることも大切です。
夜、眠れない原因の一つとして、脚がむずむずすることが挙げられ、これは妊娠中に起こりやすく、また、妊娠に伴う貧血で起こることもあります。
貧血を治療し、マッサージやリラックス法をとり入れるようにします。
妊娠中は、太りぎみになり、睡眠時無呼吸症候群になる人もいます。
眠っているときにいびきをかいたり、起きたときにのどが渇いてしかたがない場合は、この病気がないかどうか注意が必要です。
睡眠時無呼吸症候群は、妊娠高血圧を招くことがあり、また、おなかの赤ちゃんへの酸素が不足して発育障害を起こす危険性も考えなければなりません。
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