朝早く目が覚める早朝覚醒
朝早く目が覚めてしまい、その後眠れなかったり、眠れたとしてもウトウトしている場合を、早朝覚醒といいます。
早朝覚醒は、年を重ねると、自然な現象として起こりやすくなりますが、どの世代でもチェックが必要なのは、うつ病です。
物事に興味がなくなり、料理や身だしなみなど、これまでしていたことが億劫になったり、落ち込みがち、能率が落ちてきた、といつたことが起こってきたら、うつ病の可能性も考慮します。
抗うつ薬と睡眼薬を組み合わせるなど、適切な治療を受けると、早朝覚醒が起こらなくなり、うつ病もよくなっていきます。
夜の一〇時以降まで起きていることができず、朝は三時ごろに目覚めてしまう場合は、睡眠相前進症候群の可能性があります。
年を重ねるにつれて、朝早く目覚めるようになり、それとともに夜間の早い時間帯から眠くなるのは自然なことです。
そのためにふだんの生活に差し障りがあるときは、何らかの対策を考えます。
朝早く目が覚めると、そのままじっとしていられず、体操や家事などをせっせっと済ませ、空が白み始めるのを待って、散歩をしたり、庭いじりなどに励むというのは、模範的な生活といえるかもしれません。
しかし、これでは通常より早めにメラトニンの分泌が始まり、夜の眠けが早く起こってしまいます。
夜に早く眠くなって困る場合は、朝早く目覚めても、カーテンを開けず、一〜二時間くらい、床の中で軽い本を読んだり音楽を聴くなどしてくつろぐようにします。
午前八時ごろより前に屋外に出るときは、サングラスをかけて、光をさえぎるのも一つの方法です。
睡眠相前進症候群では、夕方から夜にかけて二時間ほど高照度光療法を受けると有効なことがあります。
なお、寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めたりして、ぐっすり眠れないまま、朝早く目覚めてしまう場合は、まず睡眠の環境を点検します。
病気やストレスがないかもチェックします。
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