夜間の交代勤務で交代勤務睡眠障害
医師や看護師、介護職、あるいは二四時間営業のコンビニエンスストアなどで、交代で夜間に働く仕事では、睡眠リズムが乱れて、眠くても寝つきにくくなり、また眠りが浅くなることもあります。
慢性的な睡眠不足に相まって、本来眠っている時間に働くため、勤務中に眠けが襲うことがあります。
作業効率が低下したり、うっかりミスなどが出やすくなることもあります。
睡眠不足が続いても、体力が続くうちは頑張れますが、そのうちに疲れやすくなり、また、イライラしたり、怒りっぽくなるなど精神症状も現れやすくなります。
疲れやすく、だるくなり、めまいや立ちくらみ、下痢や便秘などが起こることもあります。
月経不順ぎみになり、間隔が遠のくこともあります。
交代勤務は仕事だからしかたがない、とあきらめがちですが、ふだんから睡眠不足になっていないかどうかを把握することが大切です。
睡眠日誌などを活用すると、自分の睡眠状態を客観的に把握することができます。
交代勤務での弊害を防ぐには、できれば勤務形態を、日勤→準夜勤→夜勤という日程にしてもらったりします。
体内時計は後ろにずらしていくほうが、抵抗が少ないからです。
自分でできる対策としては、睡眠のとり方を工夫します。
まず第一に、夜間の仕事や作業に入る前に、数時間の仮眠をとるのがよく、仮眠は、仕事の開始時間に近い時点でとるほど、その後の仕事中の眠けを防ぎやすくなります。
これによって、一日分の睡眠時間の確保もしやすくなります。
深夜の仕事中も、小刻みに三〇分以内の仮眠を、何回かとれるとよく、眠け防止に紅茶やコーヒーなどのカフェインをとる方法もあります。
睡眠が足りない場合、夜勤明けが休日であれば、体内時計を乱さないために、昼間は眠らずに我慢して活動的に過ごし、必要に応じて、午後の早い時間帯に三〇分程度の仮眠をとるのがよいです。
このとき、長時間眠ると夜中に眠れなくなり、結果として睡眠不足を助長します。
夜勤がもう一日続く場合は、昼間は起きていて、勤務前の時間帯に数時間眠るようにします。
夜勤明けの午前中に眠っておきたいが寝つきにくい場合は、夜間勤務中から休息モードの準備をします。
つまり、夜間はできるだけ照明を明るくして日中の環境に近くし、明け方に帰宅するときには、できるだけ光を避けるようにし、サングラスをつけるのも一つの方法です。
帰宅したら、部屋を暗くし、静かな環境で眠りに就きます。
眠らなければならないのに、なかなか寝つけないときや、眠りが浅くて熟睡できないときは、短時間型の睡眠薬を利用する方法もあります。
寝酒に頼ると、中途覚醒を引き起こしたり、トイレが近くなり、睡眠の質を悪くしてしまいます。
子育て中や介護などで睡眠時間が十分にとれないときは、人の手を借りることも考えます。
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