睡眠によいカフェインの利用法
コーヒーや紅茶などに多く含まれるカフェインは、覚醒作用があり、人によって異なりますが、摂取後三〇分くらいから効き始め、持続時間は通常四〜五時間といわれています。
このため、夕方以降に飲むと、寝つきが悪くなり、寝ついてからも、深い眠りが起こりにくくなります。
利尿作用もあるため、途中でトイレに行きたくなって、目が覚めてしまうこともあります。
カフェインは、コーヒーや紅茶のほか、玉露などの緑茶、ココア、コーラにも含まれ、ウー口ン茶などにも含まれるタイプが多いようで、チョコレートにも含まれています。
また、栄養ドリンクといわれるものの中には、カフェインの覚醒作用で一時的に元気をつけるタイプのものがあります。
かぜ薬や鎮痛薬の中にも、カフェインを含むものがあります。
かぜぎみだから栄養をつけよう、ということで、このタイプの栄養ドリンクと、かぜ薬を飲んだりすると、カフェインのために、かえって眠りの質が悪くなることがあります。
栄養ドリンクやかぜ薬、鎮痛薬を買うときは、必ず成分表示を確認することが必要です。
眠りの質をよくするには、夕食後にカフェインをとらないのがよいです。
とくに妊娠中や授乳中の女性、また発育期の子どもは、日中でもカフェインの多いものを避けるのが安心です。
カフェインを含まない飲み物として、おすすめは温かい麦茶です。
鎮静作用のあるハーブティーもおすすめです。
カフェインレスのコーヒー、レモンやゆず風味のついた水やホットドリンク、ミネラルウオーターもさまざまなタイプを楽しむとよいです。
カフェインは、眠りを妨げますが、覚醒作用を利用して目覚めの飲み物に利用する方法があります。
寝起きがつらいときに、コーヒーや紅茶を飲むと、午前中いっぱいくらいは、眠けが起こりにくくなります。
昼休みなどに仮眠をとる場合、寝る前に濃いめのコーヒーなどを飲むと、寝ついて三〇分ころ、カフェインが効き始め、目がすっきり覚めることがあります。
カフェインの作用は人によって異なりますが、目覚ましを仕掛けておいて、試してみる価値はあります。
午後二〜三時ごろに、眠けを抑えたいときは、コーヒーブレイクや英国式のお菓子と紅茶もおすすめです。
玉露をたてて和菓子をいただくのも、覚醒と気分の切り替えに役立ちます。
少量のチョコレートやココアは、砂糖の作用も相まって、脳の働きを活発にします。
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