寝不足の自覚がない睡眠不足症候群
日中に眠くてしかたがない、つい居眠りをすることがある、仮眠のつもりなのに寝過ごしてしまって困る、しかし、寝不足の自覚はなく、寝つきもよい、中途覚醒もない、過眼症や睡眠時舞呼吸症候群などもないという場合、睡眠のようすを、客観的に調べることが大事です。
慢性的な睡眠不足が隠れていることがあります。
慢性的な睡眠不足があるのに、これに気づかず、睡眠不足の弊害が出て、三か月以上続いている場合を、睡眠不足症候群といいます。
睡眠不足症候群では、慢性的な睡眠不足のために、日中の眠けが強く、体調が悪くなります。
午前中は気力でもたせることができても、午後から夕方になると、だんだん頑張りが利かなくなります。
ふだんの睡眠時間が短い一方で、予定のない週末や休暇などになると、睡眠時間が長くなり、体調がよくなります。
睡眠不足症候群は、生活パターンが夜型になっている人に多く見られます。
朝は一定の時間に起きなければならないため、夜遅くまで起きていると、その分、からだに必要な睡眠時間が削られてしまいます。
自分は短時間睡眠型だと思って頑張っている人の中には、実際には自分に必要な睡眠をとれていない場合があります。
原因が見当たらずに、からだがだるかったり、イライラする、注意が散漫になる、作業がはかどらない、疲れやすい、何ごとも億劫になったという場合は、睡眠不足症候群の可能性も考え、ふだんの睡眠が足りているかどうかを考えてみます。
睡眠不足が続くと、睡眠負債といって、からだによくない負債がたまり、返済するためには、意識して睡眠時間を確保することが大切です。
必要な睡眠時間を確保できない場合は、日中に一五分ほど仮眠をするなど、少しでも睡眠負債をなくしていきます。
夜遅くならないと眠れない習慣がついている場合は、専門医に相談して睡眠薬の力を借りることも考えます。
なお、睡眠時間が長めに必要な人では、忙しくて睡眠時間が短くなっていても、ほかの人からは、睡眠時間が足りているように見えます。
本人にとって必要な睡眠時間を確保すると、怠けていると、誤解されるかもしれません。
しかし、睡眠時間を確保して状態がよくなったのなら、それまでの睡眠が不足しているので、気にせずに必要な睡眠を確保するようにします。
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