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その他のうつ病治療法
@電気ショック療法
電気ショック療法というのは、麻酔をした患者のひたいに電流を数秒間通電して、痙攣発作を誘発する方法で、このときのショックによって、うつ状態が改善されるというものです。
この療法は、かつては統合失調症や重症のうつ病の治療の主流として行われていましたが、痙攣によって背骨を骨折するなど安全性に問題があったことや、一時的な物忘れや治療直後の混乱というような副作用があったことなどから、行われなくなりました。
しかし、この療法には即効性があること、自殺のおそれがある患者など緊急の場合に効果的であること、また症状が重い患者や薬の効き目が思うように現れない人にも効果があるということで、見直されてきています。
患者のひたいに100ボルト前後の交流電流を数秒間通電します。
現在は副作用が出ないように、あらかじめ麻酔を行い、筋弛緩薬を使った無けいれん電撃療法といわれる方法がとられ、安全性が向上しています。
また、苦痛も伴いません。
A光療法
季節性感情障害である冬季うつ病の人は、日光を浴びる時間が少ないことから発症すると考えられており、冬季うつ病は抗うつ病が効きにくいということもあり、この光療法を行います。
高照度光照射装置により、2500〜3500ルクスの光を患者に1日2〜3時間当てるというもので、日照時間を人工的に増やし、ホルモン分泌や体温のリズムを正常化する効果があります。
また、うつ病は朝調子が悪く、夕方から夜のかけて少しずつ元気が出て来るという日内変動が特徴で、この光療法によってすっきりとした目覚めができることから、朝のうつ状態を改善する効果があるといわれています。
B断民療法
患者を一晩眠らせないで、睡眠と覚醒のリズムを変えることで精神状態を改善していこうという方法です。
一晩完全に徹夜して、約40時間眠らないという全断眠と、早めに寝かせて夜中に起す部分断眠とがあります。
この方法は内因性のうつ病に効果があるとされていますが、効果がそれほど長続きしないということもあり、あまり一般的には行われていません。
うつ病がんばるな!
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