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単身赴任でうつ病に
太郎さん(36歳)は、営業係長となり、本社から支社に栄転することになったのですが、自宅から通うには遠すぎて、奥さんと相談の上で、妻子を残して単身赴任をすることに決めました。
始めのうちは、自分が認められているのだと思い、張り切っていましたが、支社の上司や同僚は、見知らぬ人ばかりです。
外回りをしても、顧客も始めての人ばかりで、何もかも新しいことばかりで、ときどき不安な気持ちになりました。
仕事が終わっても1人で社宅で、夕飯を食べ、何をするでもなくぽつんとしていました。
休日には自宅に帰るようにしていたのですが、帰らないこともしばしばという状態になっていました。
休暇に帰ってくるたびに痩せ、快活だった夫のがほとんど口をきかなくなったのです。
奥さんは子供を連れて、太郎さんが暮らす社宅にいってみたところ、部屋の中はすべてが乱雑となり、満足に食事もしていない様子だったのです。
太郎さんは奥さんと子供が来ても、ほとんど話さず、ぼんやりとしています。
奥さんは、おかしいと感じ、医師に診てもらうと、軽いうつ病の疑いがあると診断されました。
単身赴任となると、仕事の人間関係をはじめ、環境が大きく変わり、よほどしっかりしていないと、生活も乱れがちになります。
孤独感にとらわれることもありますので、心の不調に気をつけなければなりません。
うつ病がんばるな!
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