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認知症の症状と経過
認知症には、アルツハイマー型認知症のように原因がわからず、脳細胞が減少していくものと、脳血管性認知症のように脳の血管障害によって神経細胞や組織が障害を受けて起こるものとがあります。
どちらも初期の症状は記憶障害が中心となり、進行に応じて精神機能や知的機能が低下していきます。
アルツハイマー型認知症では、記憶力、言語能力、感情、判断力、計算力、方向感覚など精神機能全般が障害されます。
初期では頭痛や根気のなさ、不眠がみられ、うつ状態になったりもします。
中期には、物忘れがさらに進み、現在のことしかわからなくなり、被害妄想が起こったり、徘徊するなど問題行動もあらわれてきます。
末期には寝たきりの状態になってしまいます。
脳血管性の認知症は、初期は物忘れが目立ち、中期になると、記憶や見当識の障害があらわれ、理解力や判断力も低下します。
末期には寝たきりとなります。
うつ病については、アルツハイマー型の認知症では、全ての経過を通して、あるいは初期の段階にうつ状態があらわれます。
脳血管性の認知症では、アルツハイマー型の認知症よりもうつ状態がみられる確立が高いようです。
その抑うつ気分はうつ病にかなり近いといわれます。
うつ病がんばるな!
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