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昇進うつ病とは
太郎さん(34歳)は家電量販店の社員で、その誠実な仕事ぶりを買われ、チェーン店の一つの店長に抜擢されました。
奥さんは大喜びし昇進を祝い、また太郎さんも自分の力量が認められたことで、大変喜んでいました。
しかし、その喜びと同時に、一つの店を任されるという責任の重さがずっしりと肩にのしかかっていることが実感されました。
月々の売り上げ目標が達成できるだろうか、部下とうまくやっていけるだろうか、部下の中には年上もいますから、不安に思っていました。
そんなことを考えると、太郎さんはどうしても悲観的になってしまうのです。
そのうちになかなか寝付けなくなり、朝の目覚めが悪く、いつまでもぐずぐずしていて、出かける時間ぎりぎりまでふとんの中にいて、結局、朝食もとらずに出かけていくようになりました。
夜遅く帰宅しても、夕食にはほとんど手をつけず、奥さんは心配になり、無理やり病院に連れて行くと、診断はうつ病でした。
昇進はサラリーマンにとって喜ばしいことなのですが、人によっては昇進による責任を重く感じて、憂うつになってしまい、そのためうつ病になる場合があります。
これを昇進うつ病といいます。
うつ病がんばるな!
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