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パニック障害の症状と治療
パニック障害とは、突然、強い不安感、脅威、恐怖感に襲われて、自分は死ぬのではないか、このまま頭がおかしくなるのではないか、というような気持ちが切迫して起こるものです。
発作中には、動悸、胸痛、胸苦しさ、呼吸困難、めまい、吐き気などの自覚症状を伴います。
この発作は数分から10分ほどの間にピークに達して、急速におさまっていきます。
特に体に異常があるわけではありませんので、心電図をとったりして調べてみても異常は見つかりません。
この発作に何度か見舞われているうちに、また発作が起こるのではないか、とおびえるようになります。
これを予期不安といい、その不安と恐怖心のために、1人で電車に乗れなくなったり、人でにぎわうようなところに1人で行くことができなくなります。
このパニック発作を経験した人の半数近くがうつ病になるといわれており、うつ病の併発のある病気です。
また、自殺を考えることもあります。
パニック障害になりやすい人は、うつ病にもなりやすい性格傾向があるといわれます。
また、パニック障害の治療にも、抗うつ薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRIを使います。
治療では、この薬物療法と認知・行動療法など精神療法との組み合わせが基本となります。
うつ病がんばるな!
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