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抗うつ薬と併用される薬
抗うつ薬と併用される薬には、次のようなものがあります。
@睡眠薬
うつ病の症状では不眠が多いため、まず睡眠をとるために、エスタゾラム(商品名 ユーロジン)やトリアゾラム(商品名 ハルシオン)といった睡眠薬が使われます。
睡眠薬の依存性について、昔の睡眠薬はバルビツール酸系のものが多く、依存性が心配されましたが、現在は依存性が出にくいベンゾジアゼピン系の睡眠薬が使われていますので、そうした心配はほとんどありません。
A抗不安薬
不安や焦燥感が強い場合には、抗不安薬が併用され、抗不安薬とは、精神安定剤、マイナートランキライザーといわれ、神経症などによる不安感やイライラ感を取り除く薬です。
不安や焦燥感は神経症やうつ病だけでなく、パニック障害や強迫神経症など心の病気にあらわれますので、抗不安薬が使われます。
B抗精神病薬
抗精神病薬というのは、強力精神安定剤、メジャートランキンライザーなどといわれ、幻覚や妄想などの症状を抑える働きがあります。
統合失調症や躁うつ病、認知症などの治療に使われますが、うつ病の治療にも使われます。
Cスルピルド
一般的な抗うつ薬とはまったく異なる化学構造を持つ薬で、もともとは胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療薬として開発されたものですが、少量の服用によって抗うつ作用や、抗幻覚妄想の作用があることがわかり、うつ病の治療をはじめ、神経症や統合失調症などの治療に使われるようになっています。
D炭酸リチウム
抗躁薬として使われる炭酸リチウム(商品名 リーマス)は、躁うつ病の治療の有効ですが、うつ病の治療にも効果があるといわれています。
うつ病がんばるな!
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