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うつ病の診断基準
うつ病などの心の病気の診断にあたり、国際基準といわれるものがあり、ひとつはWHO(世界保健機関)の「ICD−10(国際疾病分類)」で、もうひとつはアメリカ精神医学会の「DSM−W−TR(精神疾患の分類と診断の手引き)」です。
これらの診断基準は次のとおりで、次の症状が2週間以上続いていることを前提とします。
WHO(世界保健機関)の「ICD−10(国際疾病分類)」 |
典型的症状 |
@抑うつ気分(気持ちが沈む)
A外界に対する興味や喜びが減退している
B疲れやすく、活力が低下している |
付加的症状 |
@自信を喪失し自己評価が低くなる
A自分を責める
B自殺しようと考える
C思考力・集中力が低下する
D思考が止まる、焦燥感に駆られる
E睡眠障害(不眠・過眠)
F食欲不振あるいは過食 |
典型的症状のうち2つ + 付加的症状のうち2つ以上該当・・・軽いうつ
典型的症状のうち2つ + 付加的症状のうち4つ以上該当・・・中程度うつ
典型的症状のうち3つ + 付加的症状のうち5つ以上該当・・・重いうつ
アメリカ精神医学会の「DSM−W−TR(精神疾患の分類と診断の手引き)」 |
典型的症状 |
@抑うつ気分
A興味又は喜びが減退している |
付加的症状 |
@体重減少又は体重増加
A睡眠障害
B思考が止まる、焦燥感に駆られる
C疲れやすい、気力が減退する
D無価値感、罪悪感にとらわれる
E思考力・集中力の減退、決断ができない
F自殺しようと考える |
典型的症状のいずれか + 付加的症状のうち4つ以上が該当・・・うつ
うつ病がんばるな!
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