統合失調症の症状と治療

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統合失調症の症状と治療

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統合失調症の症状と治療

統合失調症の症状は、精神面のまとまりを欠いた状態であるといわれ、発症する年代としては、思春期から20代の若い年代に圧倒的に多いといわれています。

特徴的な症状は次のようなものです。

□幻覚、幻聴がある
□妄想がある
□させられ体験がある
□支離滅裂なことを言ったり、考えたりする
□感情表現に障害がある
□疎通の障害がある
□自閉
□病識がない

ただし、統合失調症では、このような症状の全てがあらわれるわけではありません。

統合失調症の症状は、初期から急性期、回復期を経て慢性期へと、経過に応じて変わることがあります。

統合失調症の初期の症状として、次のようなものがあります。

□あまり出かけなくなった
□友達から誘いがあっても、会おうとしなくなった
□身の回りにかまわなくなり、だらしなくなり、入浴もしない
□家族などともあまり話さなくなった
□理由もなく学校や仕事を休む
□睡眠障害がある

こうした軽い状態の症状がうつ病と似ています。

急性期には、統合失調症に特有の症状である幻覚や幻聴、妄想が出てきたり、思考が混乱して支離滅裂なことを言ったり、興奮するといった症状がはっきりあらわれます。

回復期は、治療により急性期にみられた精神状態がおさまった状態です。

慢性期の症状は、陰性症状が特徴といわれ、感情鈍磨、意欲の減退、ひきこもり、周囲への無関心などが目立ちます。

統合失調症の原因は、まだわからず、うつ病と同じように環境やストレスなどさまざまな要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

統合失調症は、現在では、十分に治療可能な病気といわれ、治療薬としては、幻覚や幻聴、妄想に対して抗精神病薬などが使われ、また症状に応じて睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬なども使われます。

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