食事直後の入浴は避ける
「風呂はいいね。疲れが取れて、体がしゃきっとよみがえる」
確かに、入浴には心身をリフレッシュさせ、仕事の疲れやストレスを吹き飛ばしてくれる効果があります。
ただ、肝炎を患っている人は入浴にも注意しなければなりません。
まず、熱い湯は絶対に避けることです。
40〜42℃程度ならかまいませんが、それ以上になると、皮膚への刺激が強くなり、血圧が急激に変化するなど、心臓に負担がかかってきます。
また、血液が皮膚表面の血管に集中し、内臓や筋肉が一種の酸欠状態になります。
こうなると、肝臓をはじめ、体全体の機能が一時的に低下してしまいます。
長風呂も禁物で、入浴で水圧が体全体にかかると血液循環が活発になり、運動をしたときと同じようにエネルギーを使います。
安静が必要な肝炎、肝硬変の人にとって長風呂は、激しい運動なみに負担になるので、ぬるめのお湯で、体に負担がかからない程度の入浴を心がけます。
食事をした直後の入浴も控えます。
食事をすると、血液は食物の消化・吸収を行う消化管や、食物の栄養素を分解・加工・吸収などを行う肝臓に集中します。
それが、入浴すると、血液が体表面の血管に分散するので、結果的に消化管や肝臓へ流入する血液の量が減少します。
こうなると、酸欠状態に陥り、消化管や肝臓が十分に働けなくなり、肝臓へ負担を強いるのです。
肝障害がある人はもちろん、健康な人でも、食後2〜3時間は入浴を控えるようにします。
運動直後の入浴もすすめられません。
運動自体でエネルギーを消費しているのに、その直後に入浴すれば、肝臓だけでなく心臓にも負担をかけてしまいます。
汗をかいたあと、一風呂浴びてすっきりしたいという気持ちはわかりますが、そんなときは温めのシャワーなどで我慢します。
肝障害がある人が間違った入浴をすると、かなり体に負担がかかるのです。
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