アルコール性肝障害とは
お酒を飲むと、肝臓はアルコールが体内からすべてなくなるまで代謝と分解を続けます。
その際、肝細胞にはさまざまなストレスが加わり、炭水化物や糖質の代謝などとは異なる働きや変化が起きています。
この変化はふつう一過性で、アルコールの処理が終われば正常な状態に戻るのですが、大量のアルコールを飲めば飲むほど、肝細胞の変化は長く続きます。
その結果、肝細胞がダメージを受け、ついには肝細胞の壊死や線維化が起こってきます。
これがアルコール性肝障害で、アルコール性脂肪肝、アルコール性肝線維症、アルコール性肝炎、アルコール性肝硬変の4つの病気になって現れます。
アルコールを処理するときにほ、アセトアルデヒドという物質が肝臓で生成されます。
この物質を肝臓でまったく処理できない人と、少しだけ処理できる人がいます。
前者はお酒が飲めないタイプの人たちですから、アルコール性肝障害にかかることはありません。
問題は後者で、この人たちは、お酒は飲めるが強くないというタイプの人たちで、お酒の訓練などと称して飲み続けると、強い人より少ない量で、アルコール性肝障害が発症します。
一方、お酒が強い人は、いくらアセトアルデヒドの処理能力が高いといっても、飲む量も多いので、当然、アルコール性肝炎のリスクが高まります。
日本酒換算で毎日5合以上飲む人は、男性なら20年、女性なら12年で肝硬変といわれるように、お酒を大量かつ長期的に飲み続けると、アルコール性肝炎を通り越して肝硬変に直結します。
毎日、赤ら顔で昼間から酒くさい息をしている人、仕事が終わると赤提灯に立ち寄らなければ気がすまない人、肝機能や体の調子を確認する必要があります。
すでに倦怠感、食欲減退、腹痛、下痢、吐き気、発熱、黄痘などといった症状が現れているかもしれません。
それでもアルコールを飲み続ければ、やがて意識障害や大量吐血、下血をくり返し、最後は昏睡状態に陥り、最悪の場合は死亡する可能性がかなり出てきます。
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