アルコール性肝障害は断酒とビタミン補充
アルコール性肝障害は文字どおり、アルコールを原因とする肝障害ですから、飲酒をやめることが治療の基本になります。
軽度のアルコール性の脂肪肝や肝線維症では、断酒を実行するだけで肝機能検査の数値が著しく改善されたり、肝臓の腫れがひくというケースも少なくありません。
ただ、アルコール性肝炎や肝硬変の場合は、断酒をしても肝機能の回復には時間がかかります。
そのため、断酒をしても失望感から投げやりになったり、アルコール依存症やその予備群的な人が多いことから、断酒がなかなか難しいのも事実です。
しかし、肝硬変でも断酒をすれば、5年生存率は約90%、逆に酒を飲み続けると35%まで低下するというデータもあります。
やはり、酒を断つことから始めないと、治療効果は現れにくいのです。
アルコール性肝障害を患っている人の多くは、食事をおろそかにしてお酒ばかり飲み、栄養不良に陥っていることが多いものです。
このままでは、アルコールに侵された肝細胞の修復はできません。
したがって、アルコール性肝障害もほかの肝障害と同様に、栄養状態の改善が不可欠です。
アルコール性脂肪肝の場合は、肝細胞にたまった中性脂肪を減らすために、エネルギーの摂取量を制限し、脂質もなるべく控えます。
また、アルコール性肝炎の場合も急性期を脱したら徐々に栄養価の高い食品の摂取量を増やしていきます。
アルコール性肝硬変の場合は、高たんばくで塩分をおさえた食事が基本ですが、症状が悪化したときは、専門家による厳重な栄養管理が必要になります。
一方、肝障害を患うと、肝臓に蓄えられていたビタミン類が大幅に減少します。
これでは、肝臓の再生にも生命維持にも支障がでてきます。
とくに、肝障害ではビタミンB群、ビタミンKが不足しがちになるので、食事やビタミン剤で補う必要があります。
また、ビタミンEはアルコール性肝障害の進行をおさえる効果があるというデータもあるので、積極的に補充するようにします。
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