ウォーキングなどの運動を行う
健康を守るためには、運動が必要不可欠です。
運動には一般的に、
①脳の働きを高める
②血管の老化を防ぐ
③筋肉を強化し、運動機能を高める
④自律神経の働きを高め、ホルモンバランスを調整する
⑤心肺機能を高め、血行を促進する
⑥脂肪を減らし、肥満を防ぐ
といった効果があるといわれています。
脂肪肝ではとくに⑥を目的に、毎日の暮らしのなかに運動習慣を取り入れます。
そのためには、効率よく体内に酸素を取り込み、中性脂肪を燃焼させる有酸素運動が有効です。
有酸素運動というのは、呼吸で体内に入った酸素を用いて運動に必要なエネルギーを補給しながら、数十分にわたって続ける運動全般を指します。
ウォーキング、ジョギング、スイミング、エアロビクス、サイクリングなどがこれにあたります。
一方、無酸素運動というのは、短距離走やウエイトリフティング、格闘技など、呼吸を止めて今までためていたエネルギーを一気に使って行う激しい運動をいいます。
脂肪肝の人はもちろん、ふだん運動らしい運動をしていない人におすすめなのは有酸素運動です。
なかでも、だれでも手軽にできるウォーキングが最適です。
ウォーキングというと、「1日1万歩歩かなければ効果がない」とか「毎日歩かなければダメ」と思っている人もいるようです。
でも、実は目的に合った歩き方をすれば、そんなに頑張る必要はありません。
たとえば、初心者なら1日20～30分程度、多少、息が切れるくらい（汗ばむ程度）の速度で歩けば中性脂肪が燃焼します。
毎日、歩かなくてもかまいません。
週に最低3回ほどウオーキングを実行すれば、体の脂肪は確実に燃焼していきます。
そして、ウォーキングに体が慣れてきたら、徐々に歩く時間と距離をのばしていけばいいのです。
肥満や脂肪肝を撃退し、健康を維持するために、今日からウオーキングを始めてみてはいかがですか。
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