肝臓病は安静が第一?
安静にすることが肝臓の回復を助けるとして、肝臓が悪いときは安静が第一と昔からいわれています。
とくに食後は、肝臓がいちばん活発に働くときであり、最も多く血液を必要とするので、横になって休むのが望ましいとされています。
横になると肝臓にたくさんの血液が流れるため、十分な酸素や栄養分が供給される、食べ物の消化吸収がよくなる、などがその理由です。
しかし、食後すぐに運動するような無理をしなければ、肝臓への血流は減少しないことが最近明らかになりました。
意識して横にならなくても、肝臓の食後の働きに支障が出るようなことはないというわけです。
ふだんの安静にしても、肝機能が安定している状態なら、必ずしも必要とは限りません。
必要になるのは、急性肝炎、慢性肝炎や肝硬変の増悪期で、この場合は安静が治療の基本です。
安静にしてばかりいると、体を動かさないために、脂肪肝を併発するケースが増えています。
肝臓病とはいっても、生活に特別な制限はないのですから、ことさら安静を意識して、休んでばかりいるのは感心しません。
人間の体には、リズムがあります。
それに合わせて、何時に起き、何時に食事をして、何時に寝るというように1日が流れていると、体も肝臓も調子がよいものです。
それが、安静のために1日中ごろごろしているようなことがあると、休んでいるにもかかわらず、かえって体のバランスが崩れてしまいます。
肝臓病でも、生活のたいていのことは、いつもどおりでかまいません。
ただ、疲れを感じたときは、迷わず休むようにします。
ふだんと変わらない生活でも、定期的に肝機能検査を受けることは必要です。
検査データは、次の受診日までの生活方針を決める材料にもなります。
慢性肝炎の場合、その進行状態によっては、医師から「仕事は少し減らして、休憩を多めにとるように」などといわれるかもしれません。
そのときは、当然のことながら指示を守り、肝臓の状態に応じた生活態度を心がけます。
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