運動するときの注意
水泳を行うとき、いきなり水に飛び込む人はいないはずです。
準備運動をしておかないと心臓マヒなどで命を落とす危険性があると、だれもが知っているからです。
同様に、どんなスポーツを行うときも、準備運動とストレッチをていねいに行うことが大切です。
「ウォーキング程度なら、準備運動など必要ないの」などと、決して思わないでください。
たかがウォーキング程度とあなどると、筋肉や関節に炎症を起こしたり、ひざや腰を傷めたり、肉離れを起こすことも少なくありません。
やはり、運動の前には、必ず全身の筋肉のストレッチを行い、十分に筋肉を伸ばしておきます。
とくに、ウォーキングでは足首、ふくらはぎ、腕、肩、首の周囲の筋肉をていねいにほぐします。
ケガを予防するだけではなく、血行が促されるのでウォーキングの効果が倍増します。
また、運動をしたあとは整理運動も忘れずに行います。
筋肉の疲労回復を早め、疲れを翌日に持ち越しません。
ウォーキングなどの有酸素運動は、継続が大切だといわれます。
でも、体調が悪いときに無理に歩けば、さまざまな弊害がでてきます。
また、運動中に動悸や強いだるさを感じたら、すくに中止します。
脂肪肝の人には動脈硬化を患っている人もおり、狭心症や心筋梗塞など命にかかわる発作が起こることもあるからです。
また、かぜをひいたとき、寝不足のとき、二日酔いのときなどは運動を中止する勇気も必要です。
肥満解消や脂肪肝の治療のために、運動を始めようとする人は、これまであまり運動をしてこなかった人が多いはずです。
そういう人たちが、いきなり運動を始めるのは危険です。
まず、メディカルチェックを受けて、血圧や心拍数でどの程度、負荷をかけてよいか、専門家にアドバイスをしてもらいます。
そして、運動中もたえず脈拍や血圧に注意して、動悸や息切れを感じるようなら運動の強度を下げるようにします。
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