処方された薬以外の薬を飲むとき
肝臓にとって、食べ物以列はすべて異物です。
病気を治す薬も異物でしかなく、薬を飲むと、肝臓はそれを分解するために、よけいに働かされることになります。
肝機能が低下しているときは、薬を分解する働きも落ちています。
飲んだ薬の成分は、分解されないので長い時間血液中にとどまることになり、薬を余分に飲んだのと同じ状態になります。
このため、薬がいつまでも効いていたり、効果が強く出たりすることがあります。
実際、肝硬変の人が、わずか1錠の睡眠薬で2日間眠り続けたケースもあり、肝臓病の人は、クスリはリスクであることを強く認識する必要があります。
人によっては、ある特定の薬に対してアレルギーを起こし、肝障害を起こすことがあります。
どの薬でそうなるのか、実際に服用してみないとわからないのですが、肝機能が低下しているときに薬剤アレルギーを起こすと、肝臓はかなりのダメージを受けることになります。
また、薬を何種類も併用したために、肝機能が低下することがありますし、肝臓病の薬を飲んでいる人が自己判断でほかの薬を併用すると、相互作用が起こって思わぬ事態を招いてしまうこともあります。
こうしたことから、肝臓病の人は、治療に必要な薬以外は、なるべく服用しをいのが賢明です。
風邪薬などの市販薬、漢方薬、民間療法薬、サプリメントなどを用いるときは、前もって主治医に相談し、許可を得てから服用するようにします。
民間薬の中には、肝臓によくない成分が入っているものもあります。
薬を飲むときは、水かお湯を用いるのが正しい服用のしかたです。
しかし、意外に平気で行われているのが、お酒と一緒に薬を飲んでしまうことです。
これは、非常に危険です。
というのは、薬とアルコールが同時に体内に入った場合、先に分解されるのはアルコールのほうで、薬は後回しになります。
このため、血液中の薬物濃度が高い状態が続くことになり、結果として薬の効果は2倍にも3倍にもなってしまうからです。
お酒を飲んだら、薬は飲むべきではありません。
お酒を飲む直前、あるいは飲み終わった直後でも、結局は同じことです。薬の服用を忘れてお酒を飲んでしまった場合は、酔いが覚めてから飲むようにします。
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