適量のアルコールと週2日以上の休肝日
アルコールの適量とは、一体どのくらいかについて、通常、肝臓がアルコールを理できる能力は、体重1sあたり、1時間に100〜200rとされています。
これは、体重60sの人の肝臓が日本酒1合に含まれる約22gのアルコールを処理するためには、およそ2〜3時間かかることになります。
したがって、晩酌で3合も飲めば、肝臓は疲れを癒す間もなく、朝まで働き続けなければなりません。
これを毎晩続けていれば、やがて肝臓が疲れきり、肝機能も低下してきます。
ちなみに、日本酒1合に相当するほかの酒類の量は、ビール中ビン1本、ウイスキーダブル1杯(60ml)、ワイングラス2杯(240ml)、焼酎コップ2分の1程度です。
肝臓をいたわるためには、これらの酒類に含まれるアルコール量と、自分の肝臓の処理能力を頭に入れて、日本酒換算で1〜2合以内におさえたいものです。
ただし、この数値はあくまでも平均的なアルコール処理能力をもつ人を対象にしています。
アルコールに弱い人であれば、当然、適量も違ってきます。
つき合い酒や宴会などで、雰囲気に押されて飲みすぎたりすると、肝臓に思わぬ負担がかかります。
ところで、飲酒は絶対に禁止、と思われている肝臓病の人でも、検査で肝機能が安定(原則としてAST、ALTの値が前回の検査より高くなったり、200を超えていたりする場合は厳禁)していれば、日本酒で1日1合程度なら飲酒が許されることがあります。
しかし、そういうときも、医師の指導をきちんと守り、許可されたアルコール量以内におさえ、たんばく質やビタミン類が豊富なつまみを用意して、少しずつ飲むようにします。
とにかく、何も食べずに、お酒だけを口にするという飲み方は避け、食事をとりながら飲むというのが原則です。
そして、肝臓を十分に休めるためにも夜の10時以降は飲酒を切り上げ、週に2日以上の休肝日を必ず設けるように心がけます。
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