脂肪肝の原因とは
肝臓には通常、全重量の3〜5%の脂質が含まれています。
正常な肝臓の脂質は、約60%がリン脂質というもので、残りがコレステロールや中性脂肪という構成です。
ところが、血液中の過剰な中性脂肪が肝臓に取り込まれて、肝細胞の3分の1以上が脂肪滴(中性脂肪のかたまり)におおわれ、まるでガチョウのフォアグラのようになった状態が脂肪肝です。
脂肪肝の原因は、過食や食生活の乱れ、薬などによるもの(非アルコール性脂肪肝)と、お酒の飲みすぎによるもの(アルコール性脂肪肝)の2つに大別されます。
たとえば、炭水化物や糖質、脂質をとりすぎると中性脂肪の原料になります。
そして、これが過剰に肝臓内に流入すると、血液中への放出が追いつかず、肝臓に蓄積されてしまいます。
また、アルコールを大量に摂取すると、肝臓はアルコールの解毒に追われ、代謝機能が低下します。
その結果、中性脂肪の分解力も落ちるので、中性脂肪は肝臓に蓄えられてしまうことになります。
そのほか、糖尿病、脂質異常症といった別の病気や薬物が原因となって脂肪肝になるケースもあります。
また、ホルモンの分泌異常や妊娠にともなって起こることもあります。
脂肪肝の診断は、血液を採取して行う通常の肝機能検査(血液検査)と、超音波検査(エコー)やコンピュータ断層撮影(CT)などで調べる方法があります。
一般的には、血液検査で脂肪肝の疑いがある場合にエコーやCTで確定診断が行われます。
エコーでは、肝臓に脂肪がたまっていると内部が白くキラキラ輝くように映り、CTでは、正常な肝臓と比較して黒っぼく映ります。
かつては、肝細胞の一部を採取して調べる方法(肝生検)が一般的でしたが、現在はエコーやCTによる画像診断が主流になっています。
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