脂肪肝は食事や運動で改善
脂肪肝にはアルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝の2つのタイプがあります。
アルコール性脂肪肝の原因は飲酒です。
非アルコール性脂肪肝は、食べすぎや運動不足により発症します。
また、過剰なダイエットなどの影響で、脂肪肝になることもありますが、いずれも断酒をしたり、栄養バランスのよい食事をとって、適度な運動を行えば深刻な症状に移行する可能性は少ないのです。
脂肪肝の治療は、脂肪肝を招く原因を取り除くことが先決で、一般的には薬物療法などを行うことはありません。
最近、非アルコール性脂肪肝のごく一部に、線維化が進み、肝硬変へ移行するNASHが発見され、注目されています。
これは非アルコール性脂肪肝炎といい、肝臓がアルコール性肝炎と同じように、炎症を起こした状態になるものです。
原因はまだはっきりわかっていませんが、脂肪肝に、酸化ストレスや炎症性のサイトカイン(生理活性物質のひとつ)などの要因が加わって発症するのではないかと考えられています。
最近の調査では、肝硬変の5〜6%、肝がんの3〜4%は、このNASHが原因とされています。
このような危険な脂肪肝の可能性のある場合には、食事療法や運動療法に加え、薬物療法が必要になることがあります。
脂肪肝の代表的な治療薬は、EPL(ポリエンホスファチジルコリン)です。
これは大豆脂質から精製されたリン脂質の一種で、脂質の代謝に効果の高いリノール酸を豊富に含んでいます。
また、ユペラニコチネートという薬はコレステロールの代謝を高め、過酸化脂質、中性脂肪、リボたんばくの代謝機能を改善する作用があります。
糖尿病や脂質異常症を合併した脂肪肝(NASHを含む)では、ウルソをはじめ、インスリン抵抗性改善薬やフィブラート薬、脂質異常症治療薬などが有効です。
ただし、これらの薬でかえって肝機能が悪化することもあるので、治療開始時には肝機能検査値の動きに注意する必要があります。
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