塩分を控えて肝臓への負担を軽くする
「塩分のとりすぎは体に悪い」「1日の塩分摂取は10g以下におさえよう」
最近の日本では、さかんに減塩が叫ばれています。
それは、塩分の過剰摂取と高血圧、動脈硬化、心疾患、脳疾患といった生活習慣痛が密接に関係しているからです。
また、塩分のとりすぎは肝臓にも悪影響を与えます。
濃い味つけの料理はごはんなどの主食を増やし、結果的に脂肪肝や肥満を招くことになるからです。
また、肝臓と腎臓は密接に関係しています。
肝炎による黄痘が長く続いたり、肝硬変が進行すると、腎不全に陥り、むくみや腹水が現れることがあります。
このような場合は、塩分の1日当たりの摂取量が5g以下まで制限されることになります。
そうなる前に、ふだんから減塩を心がけ、肝臓の負担を軽くしておきます。
「長年親しんできた味付けは簡単には変えられない」「減塩、減塩というけれど、味つけの薄い料理を食べても全然おいしくない」という人は、かなりいるはずです。
確かに、いきなり減塩しろといっても、慣れていない人は長続きしません。
そこで、家庭で実行するは、①しょうゆやソースのかわりにレモン汁をかけたり、香草科や薬味を使って昧に深みを与える、②食卓に上げるしょうゆはあらかじめだし汁で割っておく、③おかずのなかの一品だけ濃い味つけにする、④おひたしなどはごまやピーナッツなどであえ、なるべくしょうゆを使わない、といったことなどです。
また、日本の食卓に欠かせないみそ汁は、減塩みそなどを使い、徐々に塩分を減らしていくようにします。
ただし、いくら家庭で減塩につとめても、外食で減塩するのはなかなか難しいのも事実です。
しかし、麺類の汁や濃い味つけのみそ汁などはなるべく残す、といったことを徹底していけばかなり減塩効果が期待できます。
また、酒席では塩辛、干物、漬物といった塩分をかなり含んだつまみがつきものですが、これらの料理にはなるべく手をつけないようにします。
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