便秘と肝臓の関係
「便秘? それが肝臓とどんな関係があるの?」 ふつうの人なら、だれでもこのような疑問をもつはずです。
でも、肝臓と便秘は密接に関係しています。
便秘になって、腸内に便が長時間とどまると、腸内の腐敗菌が便を分解してアンモニアなどの有害物質を発生させます。
その多くはガスとなり、おならやゲツプとして体外に排出されますが、一部は血液の中に溶け込み、肝臓で解毒されることになります。
したがって、便秘が長引き、有害物質が増えれば増えるほど肝臓の負担も大きくなります。
そして、健康な人ならほとんど問題にならない数日間の便秘でも、肝硬変や重い肝炎で肝機能が著しく低下している場合は、肝臓へ想像以上の負担を強いてしまいます。
その結果、有害物質の処理がうまくできず、大量に増えたアンモニアが中枢神経を侵し、肝性脳症を引き起こす可能性もでてきます。
肝性脳症は意識障害などをもたらす怖い病気です。
肝障害のある人にとって便秘は大敵なのです。
便秘を予防するためには、胃・大腸反射のリズムに乗って、スムーズで規則的な便通習慣をつけることが最も有効です。
胃・大腸反射とは、食物が胃に入った刺激により、便を直腸や肛門のほうへ送る大勝の煉動運動が活発になり、排便しやすくなるメカニズムです。
そのためには、規則正しい生活を送り、適度な運動で体のリズムをつくることです。
夜更かしは避け、朝食をしっかりとり、便意がなくても1日1度はトイレに座る習慣をつけます。
食事面では、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、海藻類、きのこ類、寒天など食物繊維の多い食品を十分に食べるようにします。
また、腸内の善玉細菌を増やし、アンモニアの発生を抑えるとされるヨーグルトなどの乳製品も積極的にとるようにします。
それでも、どうしても改善しない場合は、医師に緩下剤などを処方してもらいます。
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