ストレスは肝臓に影響
ストレスが人体に及ぼす影響は大きく、それが引き金となって、胃・十二指腸潰瘍、高血圧、脳卒中など、さまざまな病気が起こります。
肝臓に与える影響も深刻です。
ストレスが大きいと、副腎皮質からアドレナリンが分泌されますが、この物質の作用で活性酸素が生成されると、肝細胞の毛細血管(類洞)で行われる栄養と老廃物の交換がスムーズにいかなくなります。
これは肝臓にとって痛手で、結果的に肝障害が助長されることになります。
もともと肝臓は、エネルギー産生などの過程で活性酸素をつくり出してしまうため、その害を避けられない立場にあります。
そこへ、ストレスによって生み出された活性酸素も加わるとなれば、肝臓はたまったものではありません。
ストレスを引き起こすものをストレッサーといい、暑さ、寒さ、騒音などの環境的なもの、睡眠不足や飢餓などの身体的なもの、さらには不安や恐怖、人間関係といった精神的なものなど、いろいろあります。
何に対していちばんストレスを感じるかは人によりさまざまですが、現代人に多いのは精神的なもの、とくに人間関係です。
ある慢性肝炎の患者さんの検査数値が急に悪くなったので、思い当たることがないかと尋ねたところ、隣に引っ越してきた人の言動にずっと悩まされていることがわかった、というものです。
がまん強いのが身上の肝臓ですが、心によってこうも変化することがあるのです。
肝臓を守るには、心のもち方も大事です。
肝臓痛になったと、くよくよ思い悩む人もいるかもしれませんが、そうした行為はよけい肝臓を苦しめることになります。
ストレスを感じることがあった場合、それから逃げることだけを考えたのでは、問題は解決しません。
まずは受け入れ、それではどうするのか、どうするのが自分にとっていちばんいいのかを、前向きに考えます。
この切り替えが、ストレスに負けないことにつながります。
また、自分なりのストレス解消法をもつことも必要です。
アルコール性肝障害の人がお酒で発散、というのは困りますが、映画や音楽・美術の鑑賞、旅行、スポーツ観戦など、それをすると心が落ち着く、すべてを忘れて没頭できるというものを、何か一つでかまいません、ぜひ見つけて、心のリフレッシュをはかるようにします。
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