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うつ病についてのQ&A5
<Q>息子はうつ病と診断され会社を休み、若いのに家で寝てばかりいます。
このままでは出社できなくなってしまうのではないかと心配で、放っておいてよいのでしょうか。
<A>うつ病はきちんと薬を飲み、休息を取れば必ず治る病気です。
息子は怠けているのではなく、うつ病のため心も体も調子が悪くなっているので、睡眠、休息を十分にとることが病気を治す早道ですから、寝ることができるようなら、寝たいだけ寝かせることが必要なのです。
寝てばかりいると、気分転換のために、たまには外に連れ出したほうがいいと思われるかもしれませんが、エネルギーが切れた状態ではかえって負担となるのです。
<Q>抗うつ薬のおかげで、夜もよく眠れるようになりましたが、どのような状態になればうつ病が治ったと言えるのですか。
<A>うつ病のように心と体に変調の起こる病気は、体の症状が治っただけでは病気が治ったとはいえないのです。
心の回復には時間がかかりますから、体の症状が治っても心はまだ回復していないことが多いのです。
病気が治ったかどうかはわかりにくいのですが、病気が治ってくると行動に変化が現れてきます。
よく眠れるようになった、食欲が元に戻った、人と会うのがおっくうでなくなったなどの変化が見られるようになれば、病気は治ったといえます。
<Q>不登校になり、適応障害と診断されたのですが、うつ病とどこが違うのでしょうか。
<A>適応障害は、はっきりと確認できるストレスがあって、それによって社会生活や仕事、勉強などに著しい障害が生じるものとされています。
典型的な例として不登校と出社拒否症があります。
不登校は、学校でのストレスが原因で学校へ行くつもりがあるのに学校へ行けなくなってしまう状態ですが、学校以外のところへは行くことができます。
ストレスを受けている特定の場面だけに適応できないのが適応障害です。
うつ病がんばるな!
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