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仮面うつ病と転換性障害
身体表現性障害は、検査をしても体には何の異常も認められないにもかかわらず強い身体症状を訴えるもので、その症状のために仕事や家庭に支障があり、通常の生活をするのが困難になっており、代表的なものに転換性障害と心気症があります。
転換性障害は、ヒステリーといわれ、さまざまな身体症状を訴えますが、声が出ない、手足がしびれる、手足が麻痺して動かない、喉に何かが詰まっているような感じがするなど、日常生活に大きな支障をきたす、他人の気を引くような症状を訴えるの特徴です。
そのような身体症状を訴えながら、実際には症状にそれほど困っているようには見えないのです。
さまざまな科を受診しますが、検査で異常がないと言われたり、原因がわからないと言われても、そのことにあまりこだわらず、とにかく症状を取り除くように、治療を強く要求します。
転換性障害の人の多くは若い女性で、うつ病やパニック障害などを合併していることもあり、人格障害を合併している場合もあります。
また、さまざまな身体症状を訴えますが、訴えには一貫性がなく、症状経過もあいまいです。
転換性障害は、悩みがストレスの元になってからだにいろいろの症状が出ると考えられているのですが、自分ではそのことに気づいておらず、周囲の人に指摘されると強く否定するのです。
身体症状を訴え、仮面うつ病と症状が非常に似ているために、判別が難しいのです。
うつ病がんばるな!
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