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うつ病についてのQ&A3
<Q>うつ病には日内変動がありますが、季節の影響はあるのでしょうか。
<A>うつ病の中には、決まった季節にだけ発症するものがあり、季節性うつ病と呼ばれています。
春から夏にかけて発症するものと、秋から冬にかけて発症するものがあります。
普通のうつ病と同じように、気分が落ち込み、何事をするのもおっくうになるという症状が現れますが、不眠だけでなく、過眠を訴えることもあり、また、食欲が増しますが、家出ゴロゴロしていることが多いので、体重が増加します。
普通のうつ病や仮面うつ病では、朝は調子が悪く夕方から夜になると元気になってくるのですが、季節性うつ病では、朝は調子がよく、夕方になると症状が悪くなってくる人もいます。
<Q>うつ病と診断されたので、会社を辞めようと思っているのですが、家族は反対しています。
<A>うつ病が治るまで、転職などの大きな決断はしないようにします。
うつ病になると、自信がなくなり、判断力も低下して、そのようなときにした決断は、病気が治ると、なぜあのような決断をしてしまったのだろうと後悔したり、取り返しのつかないことをしてしまったと悔やむことがほとんどだからです。
うつ病が治るまでは重大な決定はしないで、会社を辞めるというような重大な決定は病気がよくなってから慎重に行うことが必要です。
<Q>抗うつ薬を飲んだらすっかりよくなり、治ったと思うのですが、薬を飲み続けなければならないでしょうか。
体の病気なら、症状がなくなればそれで治ったといえますが、うつ病は生きるエネルギーが低下した状態ですので、症状が改善してもエネルギーが十分に回復していないことも多いのです。
そのため、症状が改善してもしばらくは薬を飲み続ける必要があるのです。
薬を途中でやめると再び症状が悪化したり、再発しやすくなるため、症状がなくなっても3ヶ月程度は飲み続ける必要があるのです。
うつ病がんばるな!
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