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多忙な仕事で仮面うつ病
太郎さんは55歳のサラリーマンで、食品の卸会社に勤務しており、年末は非常に忙しく働いていたようです。
独身で1人暮らしだったのですが、健康には人一倍気をつけていました。
忙しい生活が続く中で食欲がなくなってしまい、それまで食事に気をつけていたのに、食欲がないので食べないでいたそうです。
仕事でも判断力が落ちてきて簡単なことが決断できなくなったり、どうしてよいかわからないということが増えました。
家には寝に帰ってくるだけで、本人も働きすぎであることを認めていたので、ストレスも関係していると考え、心療内科を受診しました。
仕事は大変だったのですが、太郎さんの口からは会社や仕事に対する愚痴は出ませんでした。
むしろ忙しくて大変なときに、健康管理ができなかったために仕事に穴を開けてしまったとしきりに反省していたのです。
仮面うつ病と診断し、しばらくは休養が必要であるというと、忙しい時期に会社を休むと周囲の人に迷惑をかけるからと、最初は会社を休むことを嫌がりましたが、会社や周りの人の体裁を考えて、入院する症状ではなかったのですが入院して、休息と抗うつ薬の服用で、2週間後には元気になりました。
うつ病がんばるな!
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