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仮面うつ病とガンの再発
花子さんは71歳の主婦で、専業主婦として3人の子供を育て、現在は夫と2人暮らしです。
半年前、子宮がんの手術を受け、子宮を全部とり、経過は順調でしたが、左の股の付け根に痛みを感じるようになりました。
ガンが再発したのではないかと、診察を受けましたが、異常はないようでした。
その後、動悸、肩こりを訴え、さらには何をする気も起こらなくなり、体重が5キロも減少してしまいました。
心配した友人の紹介で心療内科で診察を受けた際に、綺麗好きだったのに入浴や洗髪がおっくうになった、外出もしなくなった、子宮がんで入院中に親しくなった人が亡くなった、などを話し、左の股の付け根の痛みは、この親しくしていた人が亡くなったのを知った後から出現したことなどが判明しました。
仮面うつ病と診断し、抗うつ薬を投与したところ、3日目ごろから足の痛みは軽減し、2ヵ月後にはたの症状もほぼなくなりました。
原因がはっきりしたことで自分の症状を冷静に見ることができるようになり、ガンの再発の不安もなくなり、その後も薬を服用しているようです。
うつ病がんばるな!
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