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うつ病は本能の低下
生命には個体の保存と種族の保存という2つの保存本能があり、人間にも当然にありますが、うつ病ではこの2つの保存本能が共に落ちてしまい、生命力全体が低いレベルになってしまうのです。
うつ病のさまざまな身体症状、精神症状も、生命を維持する基本的な欲求が低下するために起こってきます。
保存にかかわる欲求には、食欲、睡眠欲、性欲、集団欲の4つがあります。
生きていくためにまず必要なことは、生命を維持するための食をとることですが、この行動の元になるのが食欲ですが、これが落ちてきます。
また、体と心(脳)の休息には睡眠が欠かせませんが、うつ病ではこれも阻害されて睡眠障害に陥ります。
また、性欲には種族の保存という意味もあり、性欲減退はうつ病の特徴的な症状ですが、これは種族の保存の本能の低下を意味します。
また、集団欲は種族としての集まりで、一つの社会を作ろうとする欲求で、集団欲は具体的には、人に会いたい、仲間と遊びたい、大勢で何かしたいという欲求ですが、うつ病ではこれも落ちてきます。
仮面うつ病の段階ではそれほど顕著に現れませんが、重症のうつ病になると、自分の部屋に閉じこもってしまったり、一日中布団から出れなくなってしまうこともあるのです。
うつ病がんばるな!
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