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働きすぎの仮面うつ病
花子さんはテレビ局に勤務している29歳の独身女性で、テレビの企画をしていますが、朝の10時に出勤して翌朝5時に帰宅、少し休んで、また10時に出勤するようなことを繰り返す生活でした。
しかし、突然、それまでできていた仕事が突然できなくなり、睡眠不足を感じているのにベッドに入ってもなかなか寝付けず、眠ってもすぐに目が覚めてしまうようになりました。
付き合っていたボーイフレンドと別れたこともあり、仕事への意欲がなくなり、出社できなくなってしまいました。
気分が落ち込み、睡眠不足なのに眠れない、外出しようとすると過呼吸発作が起こるという状態に陥り、出社できない状態が続いたため、心配して上司に勧めで心療内科を受診したところ、うつ病と診断されました。
抗うつ薬と半年間の休職で、すっかりよくなり、元の職場に復帰しました。
職場のストレスがあっても、誰もがうつ病になるわけではなく、職場でのストレスに家庭でのストレスが加わるとうつ病を発症しやすくなります。
花子さんの場合、両親の仲が悪く、子供の頃から両親をつなぎとめる役割をしてきたのですが、出社できなくなった少し前に、両親の仲が決定的に悪くなるような出来事があり、これがうつ病の引き金になる大きなストレスになったと考えられます。
うつ病がんばるな!
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